2005年UEFAベストイレブン
2005年のuefa.comベストイレブンは、数々のドラマが生まれた欧州サッカー界の一年を反映してわずか5チームから全選手が選ばれることになった。
今回で5回目を向かえたuefa.comユーザー選出のベストイレブンは、過去最多の150万票以上の投票が集まった。結果的に栄誉に輝いた12名のうち、5名は昨年に続く受賞。初選出は5名になった。
初選出のうち2選手は、UEFAチャンピオンズリーグで優勝したリバプールFCから選ばれた。激戦になったセントラルミッドフィルダー部門を制したのはスティーブン・ジェラード。イングランド代表でチームメートのフランク・ランパードをわずかに抑えての受賞になった。右ミッドフィルダー部門では、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントで5ゴールを挙げたルイス・ガルシアが選ばれた。
決勝でリバプールに敗れたACミランからは、ベテランのカフーとパオロ・マルディーニの両SB、ストライカーのアンドリー・シェフチェンコがベストイレブン入りした。FCバルセロナからも3選手が選ばれている。FIFA世界年間最優秀選手と欧州年間最優秀選手の両栄冠に輝いたロナウジーニョは、全選手中で最多の9万0295票を集めての受賞。攻撃的ミッドフィルダー部門の全投票の72％を獲得した。バルセロナからは、フォワード部門のサミュエル・エトー、2002年以来の受賞になるカルレス・プジョールもセンターバック部門で選出された。
監督部門では、チェルシーFCのジョゼ・モウリーニョ監督が3年連続の受賞。チェルシーFCからは、センターバック部門で最多得票を集めたジョン･テリー、ゴールキーパー部門でペトル・チェフも選ばれている。イタリア王者ユベントスのパベル・ネドベドは左ミッドフィルダー部門で3年連続の選出になった。
一方、2001年の初投票以来、常にフォワード部門で選出されてきたアーセナルFCのティエリ・アンリは落選。しかし、フォワード部門全体の0.4％にあたるわずか1000票の小差だった。
uefa.comの編集長、デイビッド･ファレリーは次のように今回の投票を振り返った。「投票結果は、欧州カップ戦と国内リーグでの上位2チームずつを評価する形になった。リバプールとミランは昨季の欧州チャンピオンズカップ決勝に進出。チェルシーとバルセロナは過去12カ月、国内リーグで素晴らしい成績を残した。結果は、次世代のスター選手の誕生も予感させる。投票に参加してくれたユーザーには感謝したい。選ばれた全選手が来月に再開されるUEFAチャンピオンズリーグに出場するのは驚くことではない。UEFAチャンピオンズリーグは、欧州最高の選手が結集する、最高峰の大会という位置を改めて示す形になった」
uefa.comユーザー選出 2005年ベストイレブン
GK：
ペトル･チェフ
(チェルシー)
DF：
カフー
(ACミラン)
ジョン･テリー
(チェルシー)
カルレス･プジョール
(バルセロナ)
パオロ･マルディーニ
(ACミラン)
MF：
ルイス･ガルシア
(リバプール)
スティーブン･ジェラード
(リバプール)
ロナウジーニョ
(バルセロナ)
パベル･ネドベド
(ユベントス)
FW：
サミュエル･エトー
(バルセロナ)
アンドリー･シェフチェンコ
(ACミラン)
監督: ジョゼ･モウリーニョ
(チェルシー)
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